小走先輩と初瀬たちは、どうしてこんな遅い時間に吉野駅の前に居たのだろう?
作中では駅前にコンビニがありますが、実際は土産屋が何店か並ぶだけで、周囲に住宅街どころか何もありません。山々に囲まれた終着駅です。
極端に言えば吉野山に登る人以外は利用しないような駅です。
もしも吉野駅を通学で利用していたならば、小走先輩と穏乃たちは同じバスに乗って小学校を通っていたことになってしまいます。
仮に灼のように何駅か離れた場所に住んでいたとしても、こんな遅い時間に立ち寄る駅ではありません。
考えられるのは、学校帰りに吉野へ遊びに来て、その帰りだったのでしょう。
おそらく桜が終ったシーズンオフの5月頃でしょうか。
静かで趣き深い吉野山の観光路を、鮎の串焼きを頬張りながら歩いたのだろうか、景色が一望できるお店で女子トークに華を咲かせたのだろうか。
もしかすると穏乃の店で買い物してたかもしれない。憧の神社でお参りしていたかもしれない。
そんな別サイドの時間を妄想して、小走先輩の初登場のシーンを見なおすと、ちょっと微笑ましいですよね。
また、小走先輩と初瀬という組み合わせも少し珍しい。
なぜなら晩成は奈良県屈指の強豪校であり、
応援席の人数からわかるように、相当数の部員が在籍しています。
初瀬は補欠どころかベンチ入りもなく応援席にいる超下っ端の新入部員。
上級生からはまだまだ顔と名前が覚えられていないような存在です。
入部したばかりの一年生と、レギュラーで県1位の3年生。
大所帯な部活では、せいぜい先輩に挨拶するのが精一杯な遠い間柄です。
けれど小走先輩は違うんです。
学校帰りに「これから吉野に寄ってかない?」とか誘ってるんですよね。
校内ランキング78位の文堂さんを見ていた風越のキャプテンばりに後輩想いな部長さんなんですよ
しかも
後輩からエールを贈られると、他のレギュラーは当然みたいな顔で歩く中、ひとり笑顔で手を振ってくれる優しさ!
ますます惚れてまうわ!
ただ、立先生のサイトによると、晩成は共学校なんですよ。
グループでのオリエンテーリング、放課後の教室で2人きりで委員の書類整理、夜遅くまで残って文化祭の準備、何かが起こりそうな修学旅行、クリスマスにバレンタインデー
恋のきっかけはどこにだって転がっている2年間のスクールライフを経て3年目の春、
吉野へ誘ったのは入部したての1年生女子2人。
誰か一緒にきてくれる気になる男子は居なかったのかよ!
小走先輩の春はまだまだ先のようです・・・
恋するヒマもないのかもしれませんね
高校の名前の通り恋愛に関しては晩成になりそうです
いいオチですねw
だとすると、すこやんも晩成てことですね・・w
小走先輩「そうだな」(そういえばこいつ歴女()だったな、部長たるもの部員全員の顔と名前と性癖を把握してるから全部お見通しだぞ)
ハツセ「後醍醐天皇の墓参りに吉水神社へ行きましょう!!2!!」
小走先輩「そうだな(興奮しすぎだろjk)」
ハツセ「」
小走先輩「(なぜ落ち込んでるんだ??)暗くなったし帰ろうか」
車井ちゃん(共学なのに…甲斐性の無い奴らだな)
車井ちゃんには別サイドストーリーがありそうな気がします。
小走先輩のように青春全部投げ打って麻雀漬けという感じでもなさそうなので、少女漫画みたいな恋をしてるかもしれませんw