最終話から漫画的視点での決勝戦の勝敗フラグを見つけた
2013年03月29日

最終話から漫画的視点での決勝戦の勝敗フラグを見つけた

最終話を読み直していると、漫画的な決勝戦の勝敗フラグを見つけました。
ガンガンは少年誌なので、隠し要素が少なく、非常にわかりやすい。
それがこのコマ。
atiga20_15.jpg
咲きます。
能力とか闘牌の理屈ではなく、漫画の主人公としてw
かつて勝利を収めたライバルから、更に強い選手の話を聞かされ、
他校との試合でその強さを見て驚愕する。インハイ漫画物として王道です。
そしてこうした前振りがある場合、最終的に驚愕するのは相手側です
「冥土の土産に教えてやろう」とか「この戦争が終ったら結婚するんだ」ぐらいにガチなフラグですw
牌に愛された衣の海底摸月を無効化するほどの力を持ち、山の支配者という持ち上げっぷり。
前振りが大きければ大きいほど、窮地から逆転する主人公が映えるわけですから。

無効化により苦戦を強いられながらも、山の頂に美しい花を咲かせ、穏乃の支配を打ち破る。
teru_saki.jpg
この回想が描かれ、卓上に現実のものとなる。

見えた。見えたでぇ!
atiga20_16.jpg


しかし、注意しなければならないのは、穏乃も主人公です。
同じ舞台に、清澄の視点と阿知賀の視点が存在しますので、咲が勝利した場合、穏乃が小走先輩になってはならないのです。
両作品の主人公が戦う場合、実力と点数が拮抗して、どちらが勝ってもおかしくはなかった。という結果にしなければ綺麗におさまりません。
そこで用いられるのが、最終話で説明的に描かれた「上家取り」というルールのフラグ。
atiga20_17.jpg
最終的に相打ちとなり、同点により、ルールに救われて辛勝を得る。
漫画的に勝負の展開を盛り上げ、双方の読者に勝敗を納得させる手法の1つです。

では、勝利するのはどちらなのか?
咲と穏乃のインハイ出場動機を振り返ればわかります。
咲は照に会う為、しかし大将と先鋒なので団体戦では戦えない。
穏乃は和と戦う為、そして和は個人戦と団体戦の両方に出場しています。
阿知賀の場合、団体と個人どちらで勝ち進んでも、和と直接プレイできるのは1人だけです。
宥と灼が和と面識が無いのに「みんなで遊びたい」という少し不自然な理由で団体戦だけにしかエントリーしなかった。
この時点で立先生の中で勝敗は決まっていたと思われます。
清澄には個人戦で優勝を狙えるルートはありますが、阿知賀は団体戦が終った時点で物語は終了します。
両主人公にバランスよく幕引きさせるには。を考えれば、結果は明らかです。


設定上は王者とされる白糸台はどうなるのか?
永水や宮守と同じポジションになります。
読者を魅了させるには「どこが優勝するかわからない」と期待値を跳ね上げるフラッガーが必要不可欠で、それが白糸台なわけです。

そもそも阿知賀編とは咲のスピンオフであり、本来ならば語られることのないストーリーです。
本編の現在の視点では、阿知賀は和の幼馴染で登場したチームに過ぎず、    
照をはじめ白糸台は、謎に包まれた最強高校という認識でしかありません。
大きいのが入ったビビクンなんて存在しないのです。

でも読者は知っているわけですから、阿知賀編で濃密に描かれたキャラや能力を、本編で一からやり直すことはできません。
したがって、本編での白糸台は、決勝での必要分だけの活躍に留められ、
立先生のお得意の「この人ヤバイ!と思わせる人ほど負ける法則」が発動します。

漫画とは「主人公の記録」あり、
どれだけ華々しく激しく火花を飛ばす展開になろうとも、物語には主軸が存在するということです。

旨い、旨いわ。小林立のデータ!
atiga20_18.jpg


しかし、ここまで展開を見抜いても、すこやん曰く、人は予想を越えてきます。
立先生の仕掛けるミスディレクションに翻弄され、
たぶん決勝の結果を見た私の顔はこうなってると思う。
atiga20_19.jpg



posted by 隣の | Comment(6) | TrackBack(0) | 咲<考察> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
照が咲に嶺上開花の意味を教えるシーン、一見いいシーンに見えますがこれが逆に今の咲を縛っているように思えます。2回戦嶺上開花しかしてませんし。他人がカンすると気分悪くしますし。
咲が昔の思い出に縛られていると仮定すれば過去からの脱却が咲のテーマとなるはず。(車いすの子含めて)
つまり衣の発言はブラフで咲は嶺上開花のこだわりを捨てることで勝利するという予想もできるのではないかと。
竜華が自力で和了る時の穏乃の1コマは意味深です。能力者側にシフトした穏乃ですが何か思うところがあったのかも。(あくまで1コマなんでこのシーンはアニメに期待)
山のこだわりを捨てきれない穏乃に対しこだわりを捨てた咲、「麻雀を打たされている」という議題がまだ残っているならこんな展開もあるかもしれません。
散々嶺上開花した咲が最後に嶺上ではない和了りをすることで麻雀の無限の可能性、楽しさを再確認するのだ!
個人的にスラムダンクがダンクではなくジャンプシュートで決着したシーンが好きでこんな予想をしてみました。長文めんご。
Posted by 名無し at 2013年03月29日 22:35
物語の序盤で咲は麻雀を好きになるという一歩を踏み出しはしたものの、その実雀師としてはなんら先に進んでいないような気がします。
穏乃という山を乗り越えようと歩みだしたとき、雀師としての咲も一歩前に踏みだせるのかもしれませんね。

しらんけど。
Posted by 推しすぎてPTAの人 at 2013年03月29日 23:33
咲の嶺上についての妄想として、
家族4人で暮らしたい⇒4枚の牌⇒カン
で、遅れてやってくる1枚の嶺上牌は咲自身を表していたり、あの女の子のことを表していたりするのかも。
能力って本人の過去が関係してくるみたいだし。
怜なんかは多分「もっと生きていたい」⇒未来を見たいとかかも。
Posted by at 2013年03月30日 06:25
>>衣の発言はブラフで咲は嶺上開花のこだわりを捨てることで勝利するという予想もできるのではないかと。

うわぁ!立先生なら十二分にやりそうだw
あれだけ嶺上開花で振っておきながら、最後は能力関係ない手で試合を終了させて、卓上のプレイヤーが絶句してそう。


>>推しすぎてPTAの人 さん

それはともかくとして、どんだけオカン好きなんですかww


>>家族4人で暮らしたい⇒4枚の牌⇒カン

なるほど、深い読みですね。
咲のお父さん、ちゃんと咲さんから慕われてたんだね、良い子だ。
照はお父さんと連絡取ってるのだろうか・・・
Posted by 隣の at 2013年03月30日 07:47
上家取りなら清澄の片岡優希の能力で清澄の優勝
Posted by at 2015年11月01日 17:27
やはり当初は淡の独壇場かと冷や汗、咲と静は追い込みtypeなんで淡の固有結界のあれで遅らされダブリーで最初いじめられます、咲が途中から主人公補正発動して、ポンやカンで淡があがるハイをずらしまくる(笑)リンシャンで咲の独壇場が中番、そのうち静の能力でカンを封じられる→3スクミの状態で静が巻き返す静の独壇場→咲が新能力に目覚めて勝つみたいな
Posted by シオン at 2016年10月16日 20:50
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。